ボクスター(986型)幌交換の注意点と修理事例

こんにちは。

今日はボクスター(986型)の幌交換をしました。

暗くなる前に撮影撮影。

幌は最高級生地GermanA5のボルドーです。

白い取っ手のついた謎のレバー。

なんぞこれ?

故障時の緊急開閉レバー?

まぁ普通に動いてるし気にしなくていいか。

このときはそんな程度にしか考えていませんでした。

だいたい仕上がってまいりました。

暗くなる前に終わりそうです!

と思いつつ開閉テストしていたら・・・・・・・

バコンッ!!!!

なんじゃなんじゃ??

スイッチを押してみるも、モーター音がするばかりでちっとも幌が動きません。

どうしたもんかと幌を手で動かしてみるとぐらんぐらんで簡単に手で動かせます。

やばい・・・・油圧が抜けてしまったか!?(ボクスターは油圧ではない)

正直かなり焦りました。

夜お客さん取りにくるのにどうするんだー!?

ってか修理費はいくらかかるんだ・・・

絶望しつつネットで調べてみると、どうも初期型ボクスターではよくある症状の模様。

前出の白いレバー、実は外れたリンクバーでした。

普通、このような強大な力がかかる部分のボールジョイントは金属製で頑丈に出来ている場合が多く、

このようなプラスチック製というのはあまり一般的ではない、というか初めて見ました。

プラスチック製なので磨耗や経年劣化で抜けてしまうようです。

ボールジョイントがプラ製なわけないし・・・・という思い込みも見逃してしまった要因の一つ。。

リンクは左右両方にあるので片側だけでとりあえずなんとか動いていたようです。

が、今回新品幌の負荷もあってか左側もついに外れてバコン!!!

全く動かなくなりましたとさ。

ちなみに左側のリンクはなぜか赤色となっておりました。

左右で間違えないように色分けしているなんて感心感心。

って、その前にもう少し頑丈に作ってください。

リンクはBピラー裏のここに嵌ります。

幸いまだゆるゆるにはなっていなかったので、左右ともパコンとしっかり嵌りました。

いよいよ緩くなってきたら部品交換が必要かもしれません。

人間と一緒で一度脱臼すると癖になりますので。

というわけで、結局完成時は暗くなってしまいましたが、一件落着。

焦りましたが、また一つ勉強になりました。

これだから電動幌は恐ろしい・・・・

それと数日前にももう一台施工しましたのでそちらもご紹介。

こちらはStayfast HOTRODのロゴレッドという色。

相当派手かと思ったのですが、付けてみるとそんなでもなく一安心。

真っ赤というよりは、ちょっと朱色がかった感じの赤です。

こちらは以前に一度幌交換か修理をしているらしく、一部の部品に破損がありました。

これはBピラー部についているプラスチック部品。

私が持っているのが車体右側のパーツなのですが、

左側は下のほうが折れて丸々なくなってしまっておりました。

前述のリンクと違って動力に関わるパーツではないのでとりあえず動きや見た目には問題ないようですが、

出来れば交換したほうがいいかもしれませんね。

以上、ボクスター2台のご紹介でした。

それでは、また。

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