ポルシェ986ボクスターのプッシュロッド端部ボールジョイント交換と幌の傷修理

こんにちは。

最近忙しく日記もまとめて更新するのでかなりボリュームがありますが・・・

どうぞ集中力が続くところまで適当に読んでくださいまし。

まずはこちら、986ボクスター。

プッシュロッド端部ボールジョイント部分の破損は定番ですね。

こちらはまだ壊れていませんが、オーナーさんの希望により予防交換。

ネジで長さ調整が可能になっておりますので、

外す前にテープで元の位置の目印を付けておきます。

新旧比較。

古いほうもまだ割れる気配はありません。

この部品、白と赤がありまして、赤は対策品だったかな?

どっちがどっちか忘れましたが、途中で改良されているようです。

黒いほうはこちらで用意したOEM品。

純正だとこのジョイント部分単体では部品が出ないのですが、

北米などではOEM品として数多く出回っています。

ロゴの位置から何から全く同じなので、純正品のメーカーが作っているのでしょうか。

欧州車だと、このように完全に純正同等と思える部品がよく市場に出回っています。

要するに、自動車メーカーを通さず、部品メーカーが勝手に販売しているような状態。

こういうのってアリなんですかね?非合法の裏ルート?

まぁ、必要なところだけ安く手に入るので大いに助かるのですが。

交換完了。

ロッドもちょっと錆びてますが、まぁ実用上問題はないでしょう。

986ボクスター前期の熱線コネクタは左側シートの後ろにあります。

元々ハードトップ用に付いているコネクタですね。

配線は、格納部に通っているケーブル類と一緒に這わせておきます。

爪が折れやすいサイドのプレートも新品交換。

折れててもちゃんとくっつきますので替えなくても大丈夫なのですが、

今回はオーナーさんの希望により交換。

固定用のピンも含め、今のところ全て純正部品が出ます。

こちらは幌前端部&サイドのウェザーストリップ。

お値段驚きの17万円!!!!

フェラーリ様の20万オーバーには僅かに及びませんが、信じられないくらいの超高額プライス。

フェラーリ様はまぁ、「スクーデリア・フェラーリ」へのお布施が含まれるので仕方ないですが、

ボクスターでこの価格は・・・どうなのよ?

こんなんじゃ若い方が気軽に乗れません!

で、張り終わったで~と思ったら・・・・

傷があるーーーーーーーーーー!

途中まで無かったのに・・・

何でやと思ったら、格納部リッドの溶接部分にバリが出ていまして、

幌を開けたときにそこが当たっていました。

よく見たら外した古い幌も同じ位置に傷がありました。

良かった、私は悪くない(笑)

かと言って、オーナーさんも悪くない。

悪いのはポルシェだ!

というわけで、オーナーさんには最低限の費用を負担していただき、再交換と相成りました。

バリはルーターで削り取り・・・

フェルトテープを貼って保護。

そして無事出来上がり!

二日間で同じ車の幌を2回交換するというのは精神的にちょっとしんどいですが、

満足していただけたので良かったです。

お次はこちら、この特徴的なサイドラインは・・・・そう、アルピナちゃんです。

こちらのラインはどうもシールが貼ってあるだけみたいな感じで剥がれそうで怖いので、

まずは粘着力の弱いマスキングテープで全て覆います。

で、それから保護フィルムを貼ります。

これでフィルムを剥がすときにラインがはがれる心配はありません。

特徴的なリアの三角部分。

基本的にはただ被せてあるだけ。

リアガラス周りはかなり複雑な動きをする構造になっています。

で、とりあえずざっと張って閉じてみたら・・・・

なんじゃこのシワはーーー!

こんなんで納車できるかっ!

普通ならここで「社外品はダメっすね~」とさじを投げたいところですが、

自分で輸入している手前そうはいきません。

というわけで見えない部分でどうにかこうにか調整していきます。

で、無事調整完了。

我ながらよく調整できたなぁと悦に浸ること少々。

自分で輸入してなかったらジャイアントスイングでさじ投げまくりですね。

とんがり部分の周辺など細かい部分を見ると、

純正と比べ社外品ゆえの詰めの甘さを少々感じますが、

それでも金額的に見て、またドレスアップの効果も含めて、いい感じに出来たのではないかと思います。

う~ん、堂々たる佇まい。

ちなみに新車価格、驚きの約2400万円也。

とにかく目立つフェラーリやランボルギーニではなく、BMWベースの車にこの金額を出せるというのは、

真のリッチマン気質が溢れまくっているなぁという感じがします。

こちらは比較的珍しいグリーンのZ3。

納車前、太陽の熱で幌を伸ばしている最中です。

このとき、ボンネットの表面温度、75度。

さすが濃い色は熱いですねぇ。

卵が完全に固まる温度が70度だそうですので、なんとか目玉焼きも焼くことが出来る状態。

こちらはガンメタのS2000。

明るめの色だと、やはりだいぶ温度が低くなります。

そして幌はどうかというと・・・・

なんと驚きの80度越え!!

ボンネットよりもさらにアッツアツになっております。

さすが黒幌、熱いヤツですねぇ。

何でこんなに熱いかというと、写真を見て分かるとおり、

反射のあるボンネットと比べて、幌は圧倒的に黒い!

光を反射しないということは・・・・そう、それだけ光が熱エネルギーに変換されているのであります。

こんなですから、真夏の炎天下に置いておいたら幌なんてあっというまに伸びてしまいます。

いやぁ~、これだけのエネルギーを宇宙全体に向けて放出している太陽ってやっぱりすごいですねぇ。

はるか1億5000万キロ離れた地球のごく一部でこれですもん。

ちなみに、触ってみて熱く感じるのはボンネットのほうです。

これは熱伝達率とか熱容量とか色々な要素が関係してくるためで、

詳しくはgoogle先生に聞いてみてください。

こちらは青いZ3に青い幌。

Z3は他にももっとたくさんやっていますが、載せているのは一部のみとなります。

かなり熟練の域に達してきたと思っておりますので、安心してお任せください。

ちなみに奥にいるピンクミラは修理中のA4の代車です。

最近は、我が家の車はしょっちゅう入院。

ローンで新車買ったのと同じかそれ以上のお金が毎月飛んでいきます。

新車だったら、当面壊れる心配もないし、何年か乗っても下取り付くし・・・どうなのよ?

まぁ、細かいことは考えないようにしておきましょう。

こちらはNBに熱線アリのワンピースブリック。

熱線有りの在庫を置いてみたら、結構売れますね。

まぁNBは元々熱線が付いているしそりゃそうか。

ただし、最近入荷が遅れておりましていつも在庫切れ。

ご迷惑をおかけします。

それと、ブリックは在庫限りで終了となります。

ご検討中の方はお急ぎくださいませ。

こちらはNAロードスターに熱線有りのワンピースバーガンディ。

オーナーさんも彼氏さんもとても素敵な方でした。

いやぁ、癒されます。

癒されたので、またお仕事頑張りましょう!

それでは、また。

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