こんばんは。
今回は以前張り替えさせていただいた幌の調整です。
こちらは張った直後に撮った写真です。
時は西暦2014年12月。
いつもの通り、張った直後は超パンパンです。
「閉められなくなっちゃうといけないので、しばらく開けないでくださいね」と伝えるほど。
それから1年と4ヶ月・・・
なぜか、超ダルンダルンに弛んでしまいました。
特に前半部分が顕著で、走行時に風でばたつくほどの弛み具合です。
ちなみに生地はStayfastよりも分厚いTwillfastRPCです。
2009年に張った私のロードスター(Stayfast)では気になるほどの弛みは出ておりません。
今回一緒に来られた同じくStayfastのオーナーさんもたるみは大丈夫。
TwillfastRPCは吸音性能が売りでややフンワリ気味なので伸びやすいのか?
しかし、他の方からは特にこういった報告は入っておりません。
まぁ、原因は分からないけど、ちゃちゃっと調整しちゃいましょう。
後部は弛んでいませんしそもそも調整が難しいので、前端部を詰めることで調整していきます。
端部のプラスチックプレートがあると調整しにくいので取り去ってしまいます。
前端部を引っ張って巻き込み、Wクリップで仮止めしながら調整していきます。
ちなみに巻き込んだ部分は両面テープで貼りつけてあります。
2014年に作業したときも両面テープを使用しましたが、
今回剥がそうとしたところ、ものすっごく強力に貼りついていて、
両面テープの高い接着強度を体感することができました。
最初貼り付けたときはそうでもないのですが、あとからガンガン強度が出てくるんですよね。
なかなか侮れませんよ、両面テープ。
はい、だいたい1cm弱くらいですかね、詰めることにしました。
はみ出た部分はカット。
ロックも緩めに設定してあったので、調整します。
ロック爪の真ん中にある六角ボルト?部分をくるくる回すことで調整が出来ます。
これはなかなか、よく出来た調整機構ですよ。
NA/NBロードスターとMR-Sに採用されています。
はい、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、シワがなくなり綺麗になりました。
あんまり張りすぎてまた伸びてもいけないので、ほどほどのところで抑えています。
それと、骨の位置も後ろ過ぎるので調整。
幌前後の継ぎ目よりも後ろに来てしまっているのがわかりますでしょうか?
もちろん、2014年の作業時にはベストな位置に設定してあったのですが・・・。
リヤのストラップは調整式になっているので簡単に調整できます。
この機構は当店オリジナル、と思っていたのですが、
仲間の幌屋さんの情報によると、最近は結構他もやっているとか。
まぁ、いいものはみんなで広めていきましょう。
デメリットは・・・ロードスターの場合、外側にバックルのシルエットがほんのり浮き出ます。
しかし、今回ほどではないにしてもやはり幌布は非常によく伸びますので、
調整が可能だということのメリットは大きいと思います。
はい、わかりにくいですが、少し前に動かしました。
幌の縫い目にちょうど重なるように調整したのですが、
布に調整前のクセがついてしまっているので、ガラス上部が少々膨らんでしまっています。
まぁ、そのうち戻るでしょう、たぶん。
というわけで、無事調整完了。
この程度のことはちゃちゃっと対応出来ますので、たるみが気になる方はお気軽にご相談ください。
なお、今回はお仲間と3台で来られましたので、
まだ張替えがお済でないオーナーさんに、
謝恩セール(という名の在庫処分)特別限定カラーの幌をご案内させていただきました。
それがこれだ!
鮮やかな蛍光オレンジが人目を引きまくるスペシャルカラー。
道行く人々の誰もが振り向き、後ろ指を差されること間違いなし。
ビビッド&エキセントリックなカラーで強烈な個性を演出してみませんか?
オープンで走るのはなんとなく気恥ずかしくて・・・というシャイボーイ(ガール)にもオススメ。
なぜなら、閉じているほうがよっぽど目立つので、これはもう、開けずにはいられない。
もちろん、閉じて走れば、人目を気にしない鋼のメンタルを身につける鍛錬にもなります。
というわけで、基本的には受け狙い的なカラーになるかと思いますが、
もしかしたら我々色彩庶民が考え及びもしないような素晴らしいコーディネートで
華麗に着こなしてくれる猛者が全国に一人や二人いるかもしれません。
今ならまだ軽井沢ミーティングにも間に合います。
我こそは、と思う方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネタにしたいので、当店での取り付け限定です。
通常価格工賃込み111,400円のところ、スペシャルプライス77,777円でのご案内。
(ちなみに、ほんのちょこっと輸送時の擦れがありますのでアウトレット扱いとなります)
たくさんのオファー、お待ちしております。
勇者が現れ、募集は終了いたしました。
結果をお楽しみに。
それでは、また。
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