こんばんは。
ここ数日で花粉が大量放出されるようになりまして、
花粉症持ちにはきつい季節がやってまいりました。
さて、今回はゴルフ3カブリオのご紹介。
ゴルフ3の場合ガラスの移植が必要なので・・・・
まず室内側からガラスを押して枠から押し出し、
あとはヘラでグリグリと引っ張り出していきます。
このとき、金属製のヘラはNGです。
一点に力が集中すると、ピシッといきますよ。
このときゴムはかなり変形しますが、
とても丈夫に出来ているので破損することはありません。
また、痕が付くこともほとんどありません。
安心してグリグリしてくださいませ。
ただし、今回はオーナーさんの要望でゴム枠も新品交換しました。
部品代はだいたい22,000円。
ただのゴムなのにたっかい!!!
ガラスと枠を外すとステープルで止まっているのが見えます。
まずはクリップリムーバーでこじって浮き上がらせ・・・・
頭が出てきたら、ラジオペンで引っこ抜きます。
たくさんあって大変、いくつあるのかな?と数えたところ133個でした。
ステープルが一定の間隔でキレイに並んでいるところはさすがドイツ人。
新しい幌を張ったら、窓の周りをステープルで固定します。
ステープルについては、角から打つ派とセンターから打つ派に意見が分かれるわけですが、
個人的にはまずはセンターから外側に向かって大雑把に打っていくのがいいと思います。
で、全体がいい感じに整ったら、細かく打っていく。
まぁ、人それぞれ、やりやすいようにやったらいいですが。
このとき、一段凹んだぶん、どうしても生地が引っ張られすぎるので、
途中、カッターで少し切れ目を入れて、不必要な張力を開放しながら打っていきます。
が・・・・
なんか・・・
顔っぽい・・・しかもたくさん。
気持ち悪くも見えますが、仏様のように見えなくも無いのでこの場では後者としておきます。
ありがたやありがたや。
ちなみにこの生地、ホワイトバランスの都合で黒く見えますが、ブルーです。
はい、というわけで無事ステープルも止め終えて、ガラスを嵌めこめば完成。
といっても、ガラスを嵌めこむのが一番大変なのですが・・・
ガラス嵌めも終盤になるとコツをつかんできてスイスイ進みます。
が、次回、たぶん数ヵ月後に作業するまでにはだいたいコツを忘れます。
以後繰り返し。
当日記において誰も必要としないようなノウハウをこちょこちょ書いているのも、
備忘録として後で確認できるように、という意味合いがあります。
今回もシワもなくよく出来たと思います。
ガラス移植は面倒ですが、逆にガラス開口部にシワを寄せて調整することが出来るので、
最初から幌にガラスがくっついているタイプよりも綺麗に張りやすいです。
生地が最高級生地GermanA5のせいもあってか、特にハリ・ツヤがよい仕上がりとなりました。
ちなみに、ボンネットが開いているのは外部電源を接続しているためです。
作業中はエンジンOFFのまま頻繁に電動幌を動かす必要がありますが、
外部電源があればバッテリ上がりを気にする必要がないので、心置きなく作業できます。
それでは、また。
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