MR-Sの幌交換に伴う幌周辺のホントヨタケ対策と防水シート修理方法

こんばんは。

今日は予告どおりMR-Sの幌交換をしました。

古い幌を分解していると・・・・

なにやらレインレール周辺に白っぽい物体。

レインレールを外して中を見ると・・・・

菌糸がはびこっております。

そう、幌の周辺でよく発生するホロタケの仲間ですね。

こちらは主にMR-Sでよく見られるホロタケ属トヨタケ科のホントヨタケ。

S2000やロードスターではめったに発生することはありません。

乾燥しにくい上にエンジンが近く暖かいMR-S特有のレインレール内環境が、

ホントヨタケの生育に適しているようです。

全くその存在が知られていなかったホントヨタケが日の目を見たのは1972年のこと。

部品商を営むロシア系アメリカ人、ウラジミール・O・プンカー氏により、

うっかり雨漏りを放置してしまったトヨタ・スポーツ800の助手席カーペット裏地から発見されました。

その後、車体の水密性向上によりトヨタケの仲間は絶滅寸前の状態にまで追いやられます。

ですが1999年のMR-S発表以降少しずつ回復し、2010年代初頭にはついに1970年代の水準にまで回復。

すっかり回復した現在では特に珍しくもないので、見つけたら容赦なく洗い落として構いません。

よく見ると少々気持ち悪いですが、そんなに危険なものじゃないので怖がらなくても大丈夫です。

ホロタケのせいではないのですが、こちらの車両、助手席後ろの防水シートが破れていました。

ガッツリいっていますね。

ここから漏れると下にあるECUやトランスミッションコントローラに悪影響を及ぼしますので、

きちんと塞いでおきましょう。

というわけで、防水テープで補修。

破ける原因はこの部品です。

幌を開閉するとき、写真のバーの部分がレールに沿って上下するのですが、

位置が悪いと防水シートに接触して引き裂いてしまいます。

ほっとくとまた裂けてしまうので、ちょちょいと調整して当らないようにします。

一応ノウハウ商売ですので、やり方は内緒。

まぁたいしたことはしませんが。

で、完成。

シンプルな車両には黒がよく似合いますね。

ちょっとエアロが付いていますが、だいたいノーマル。

綺麗に張れたと思います。

曇りの日だと影が出にくいので、余計綺麗に見える傾向にありますが。

なお、今回はオーナーさんがあらかじめ内装部品をかなり外してくれていたので助かりました。

今回の幌交換のために外してきてくれたのかな?と思いきや、

「邪魔だから捨てた」とのこと。

素晴らしい思い切り、男らしくていいですね。

それでは、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次